松山市駅前再開発事業は約20年前にも行っていた!?
- 2022.06.02
- 伊予鉄の歴史
みなさん、こんにちは。 いよ子です♪
松山市が進める「松山市駅前再開発事業」は、2022年度からいよいよ工事スタート✨より快適で便利に、賑わいのある駅前広場へと、これからどんどん変わっていきます!!いよ子もすっごく楽しみ😍
そんな松山市駅前ですが、実は、約20年前にも再開発事業が行われていたんです!今回のブログは、その時の工事をご紹介していきますね♪
市駅西駐車場の増築
一連の再開発事業の最初の取り組みとして、1998年、松山市駅の西側にある「市駅西駐車場」の増築工事が行われました。この工事により収容台数が266台増え、よりたくさんの人に利用していただける駐車場となりました。
ちなみに、今では24時間入出庫可能になったり、「車番認証システム」により出庫時に自動でゲートバーが開いたり、「まねき灯」でバースの空き状況がすぐ分かったり、24年前の工事の時よりももっと便利になってます😁
バスの乗降場を移設
もともと、市駅でのバスの乗り降りは、バスターミナルで行っていました。(場所は現在のいよてつ髙島屋地下駐輪場のあたり💡)
再開発事業の一環として、そのバスターミナルを解体し、1999年9月から駅前ロータリーで乗降するようになったんです。
バス乗降場移設に伴い、バスの運行形態も従来は出発までの時間調整をバスターミナルでおこなっていたものを着発型運行に切り替え、交通混雑緩和策を講じました。
伊予鉄ターミナルビルの増築
バス乗降場がロータリーに移設し、バスターミナルの撤去工事が終わると、ターミナルビル増築予定地にて「伊予鉄ターミナルビル増築工事起工式」を行い、松山市中心市街地の活性化という大きな期待を担った一大プロジェクトが本格始動しました✨
あ、ちなみにターミナルビルというのは、現在「いよてつ髙島屋」が入っている建物のことです💡
いよいよ、増築工事開始!まず、周辺の土留擁壁工事※を行い、その後、深さ約15mの地下掘削工事をした後、少しずつ鉄骨を組立てていき、バスターミナル解体以降約2年の歳月をかけて進められてきた伊予鉄ターミナルビル増築工事は、2001年に竣工しました✨
※土留擁壁工事・・・高低差のある土地の斜面が崩れないように、斜面を安定させるための壁状の構造物を設置する工事。
この増築工事では、ただ増築するだけではなく、ターミナルビル本館の耐震補強のほか、外壁やトイレの改修、天井・床工事など増築館と一体感を持たせるための改修工事も行ったんです!
これらの工事により、「潤いと賑わいと活力のあるまちづくり」のシンボルゾーンとしてターミナルビルは生まれ変わりました✨店舗面積は24,652㎡から43,000㎡へと大幅拡大!
竣工記念式典は同ビル9階にて、政財界関係者や地元関係者、工事関係者ら約400名の出席者のもと盛大に行われました🎉 2001年10月10日、「いよてつ百貨店」がグランドオープン✨ 開店前にはなんと建物を1周するほどのお客さまが!広くなった売場も1日中たくさんのお客さまで賑わいました😊 ちなみに、翌年の2002年に「いよてつ髙島屋」へと店名を変更しています。
実は、大観覧車「くるりん」もこの時に新登場した施設で、松山の夜景を彩る新たな松山のランドマークとなりました✨
松山市駅の改修
ターミナルビルの増改築にあわせ、「人にやさしいまちづくり」をテーマに松山市駅も改修工事を行いました。
駅施設の完全バリアフリー化として、エスカレーター6基、エレベーター4基を設置し、現在でも活躍している車椅子乗降装置「ラクープ」(可動式スロープ)もこの時に設置しました!
駅入口の外観はアーチ型のクラシックでシンボリックなデザインに変更。コンコースの天井は中世教会建築にみられる交差ヴォールトのデザインにするなど、印象的な空間を生み出しました♪
まとめ
このように、20年前にも大規模な再開発事業が行われていたんですね💡
これから始まる松山市駅前広場整備事業では、さらに快適な空間に向け、バス乗り場の集約、市内電車乗り場を郊外電車側に移動するなど、公共交通の乗り継ぎが便利になります✨
また、駅前は歩行者空間へと変わり、賑わいと憩いを創出する交流広場も整備されます😊
人々が集うコンパクトシティのシンボル広場となることを、みなさんも楽しみにしていてくださいね♪
それでは今日はこのへんで。 次回のブログもお楽しみに~✨
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