レールに砂をまく!?
- 2022.11.18
- 電車・バスの豆知識
みなさん、こんにちは。いよ子です。
今回のブログは「レールに撒く”砂”」のご紹介♪
え!レールに砂を撒く!?どうゆうこと?と思いますよね。。
なぜレールに砂を撒くのか!という解説と、
その砂を使った”ある商品”もご紹介しますので最後までご覧くださいね♪
なぜ砂を撒くの?
秋になるとイチョウ並木などの紅葉が見ごろを迎えます🍁
綺麗で癒されますよね~😊
しかし!その落ち葉がレール上に落ちると、、
車輪が落ち葉を踏むことで、葉っぱから油が出て滑りやすくなってしまいます💦
線路がむき出しになっている専用軌道(新設軌道)の場合は、レール上に落ち葉がそのまま残ることは少ないのですが、
道路と並行してある線路(併用軌道)はレールと道路の段差を少なくしているため、レール上にも落ち葉が残りやすくなってしまうんです。。
レールに砂を撒く理由は・・・
滑り止めのため!
レールに砂を撒いた状態で電車を走らせて、レール面と車輪の接触面にわざと「ざらつき」を生じさせます💡
(レール面と車輪の接触面の抵抗を上げるため)
秋になると、落ち葉が多い平和通り付近や花園町通りの併用軌道上のレールの上に、砂を撒いていきます!
「撒く」と聞くと、砂を豪快にばら撒いているのかな~と思ってしまいますが、
実は撒くというより、「置く」という表現の方が近いです。
というわけで、
どんな感じで砂を置いているのか見せてもらいました♪♪
写真のように、等間隔にレールの上に砂を丁寧に置いていきます。
なぜ丁寧に置いているかというと、
砂が多すぎたり、レール上以外の場所に砂があると、砂ぼこりが舞ってしまうから💦
近隣にお住まいの方などにご迷惑をかけないため、適切な量の砂をレール上に置いています。
滑走訓練に密着!
レールに油があって滑りやすくなると、通常時とどれくらい違うのか!
ということを体感する滑走訓練も見学させてもらいました。(路面電車の運転士になるための訓練の一つです)
安全に配慮し、車庫内にて訓練を行います。
レール上にあえて油を塗り、通常時とブレーキのかかり具合がどのくらい違うのかをチェック!
ブレーキをかけても、スーッと滑ってしまってますね。
このようにならないために、砂を撒いているというわけです💡
実験が終わったら、砂を撒いて線路を元通りにします!
(先ほどのレールに砂を撒く様子の写真は、じつは実験後の写真です😂)
このように砂を置いて電車を走らせ、レールの滑り具合を元通りにしていきます。
滑り止めの砂を使った”縁起の良いきっぷ”
この滑り止めを使ったある商品があるんです💡
それは「合格祈願きっぷ」!!
福音寺駅から梅津寺駅までの片道乗車券と滑り止めの砂がセットになったきっぷです。
滑り止めの砂を「試験に滑らない」に掛けた縁起もの♪
なぜ、福音寺駅から梅津寺駅までの乗車券なのかというと、
”福”音寺から”梅”津寺で、福が倍になる!から😊
これからの受験シーズンにぴったり✨
滑り止めに使う本物の砂と、福音寺駅から梅津寺駅までの乗車券がセットになった合格祈願きっぷは、いよてつチケットセンター(松山市駅)や松山空港1階インフォメーションなどで発売中♪くわしくはこちら
伊予鉄ネットショップでも取り扱っているので、遠方の方もぜひお買い求めください!!
今回のブログではレールに撒く砂の秘密をご紹介しました♪
最後までご覧いただき、ありがとうございます✨
次回もブログもお楽しみに~!!
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