かつて使われた「通票」とは?
- 2024.02.02
- 電車・バスの豆知識
いよ子です。
皆さん、突然ですが、この丸い形のモノは何かわかりますか?
これは昭和39年(1964年)頃に使われていた梅津寺駅の「通票」というものです。
なかなかのお宝ですね。
そういえば、通票っていう言葉を初めて聞くって言う方もいるのではないでしょうか。
通票とは
現在は電車と電車の衝突を防ぐために、自動の信号保安システムが働ていますが、故障などの影響よってシステムが動かなくなった時に一定区間に二つの電車が同時にはいらないよう、運行する車両に渡す許可証のことなんです。
坊っちゃん列車と通票
通票は、かつて、坊っちゃん列車が運行していた頃も列車の衝突や追突を防ぐために使われていました。当時の通票は、鉄の輸に三角や四角、円形の鉄板が付いており、運転する駅間の駅名が彫り込まれていました。
当時の列車離合、 通票交換駅は、
(森松線) 立花駅
(横河原線) 立花駅 平井駅
(郡中線) 岡田駅
となっていたそうです。
現在も通票受け渡しが見れる?
実は愛媛マラソンの日は、古町~木屋町間が196号線の交通規制により運行ができないため、木屋町上りの停車車両を上りホームから下りホームへ入換作業(折り返し)が必要となります。木屋町から古町駅までの踏切を自動から手動にするので、この入換作業時に通票が必要となります。信号の代わりに通票を使用するわけです。
木屋町の電停で待っていると通票の受け渡しのシーンが見られるかもしれませんよ♪
さて、今年の愛媛マラソンも、もうすぐです♪
ランナーの皆さん、ぜひ愛媛のオレンジロードを楽しんでくださいね♪伊予鉄も電車やバスの運行などで、大会に協力しています!
(おまけ)
惜しくも関門を通過できなかったランナーさんなどを輸送する伊予鉄バス。ランナーの皆さんは見たくないかもですが。。
今回は、現代ではレアとなった「通票」を紹介しました。
では今回はこのへんで。次回もお楽しみに♪
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