❄スケートリンクができるまで❄
- 2025.03.13
- いよ子の趣味の部屋
こんにちは。いよ子です。
以前、イヨテツスポーツセンターのアイススケートの利用方法について紹介しました。
(詳細はコチラ▼)
多くの方が利用するレジャー施設ですが、スケートリンクって実際にどのように作られて
いるのか気になりませんか❓
丈夫で安全な氷を作るためには相応の準備が必要になるそうです😲
今回は、スケートリンクの作り方について紹介していきます♪
事前準備1【水抜きとフェンスの取り付け】
メインリンク・サブリンクとなる場所は、夏(7~8月)はプールとして利用しています。
プールの営業日が終了すると、屋内プールの水を全て抜き取ります。

その後、リンクフェンスを搬入し、1枚ずつ壁に取り付けます。


事前準備2【床下を冷やす】
氷を張る床下には冷却管という配管が埋設され、フロア全体にぎっしりと敷き詰められています。
この冷却管の中に、氷点下でも凍ることのない不凍液(ふとうえき)という液体を流し込み循環させていきます。
不凍液を-13℃まで冷やし、床の表面温度も氷点下にしておきます。
散水開始
ここからが、実際に製氷していく作業です。
リンク全体に散水し、水を薄く張っていきます。
不凍液によって冷えた冷却管の冷却効果で床表面の水が凍る仕組みです。
散水前には、水が凍りやすいように天井からビニールを覆います。
リンクから天井の距離が短くなることで、屋内の気温が低く保たれます。
この作業により、水が氷になる時間が短縮されます。


散水は昼夜問わず行い、水が凍っては散水とミルフィーユ状に氷の層を重ねていきます。
スケートリンクの氷は最低でも5㎝以上の厚みがないといけないそうです。
この作業を5日間繰り返し、約40層の7cm程のスケートリンクを作り上げます。
一連の工程を結氷(けっぴょう)作業と言います。
地道な作業ですが、綺麗で頑丈なスケートリンクを作るには必要な作業です。

整氷作業
仕上げの段階に入ります。
張られた氷の表面を滑らかにするため、整氷車(せいひょうしゃ)を使います。

【整氷車の役割】
①表面をカミソリのようなブレードで0.3~0.5ミリの単位で削り取ります。
②削った氷をかき集めます。
③氷に水を撒き、表面を滑らかにします。
④布雑巾のようなもので丁寧に拭いていきます。
水を撒くと氷がとけてしまうと思われますが、氷の下には冷却管が
埋設されているため、すぐに凍って滑らかな氷が出来上がります。
整氷車が通った跡は傷ひとつないリンクとなります✨
整氷に係る時間は、メインリンクで約20分程です。
営業期間中は、「営業前」、「お昼頃」、「営業終了後」と1日に3回実施します。



削って集められた氷は屋外に出されます。
すごい量ですね😲


さて、ここまで事前準備から整氷完了までスケートリンク作成の一連の流れを紹介しましたが、
実際に完成するのにどれくらいの時間がかかったと思いますか👀??
なんと、プール営業終了後から作業を開始して、約350時間はかかるそうです😅
本当に大変な作業ですね💦
毎年、綺麗なスケートリンクを作っていただきありがとうございます!!
最後に
いかがでしたか。
普段、楽しく利用しているアイススケート場では、地道なスケートリンク作りに加え、
営業してからも日々整備を行うスタッフの活躍がありました。
いよ子もいい勉強になりました。
まだまだアイススケートの営業は続きますので、是非みなさん遊びに来てくださいね😊
アイススケートについては、コチラ▼
イヨテツスポーツセンター アイススケート

それではまた次回に!

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