バスから聞こえるプシューっていう音ってなに?

こんにちは!いよ子です。
みなさん、バスから「プシュー」や「プシュ、プシュ」という音を聞いたことはありますか?

乗用車では聞こえない音ですよね。
うーん、もしかしてディーゼル車両だからなのでしょうか?
いよ子、気になったので調べてみました。

プシューの正体はブレーキ音?

実は‥この「プシュー」という音は、主にブレーキ操作をした時に出る音なんです。
バスのブレーキは乗用車とは種類が違い、エアブレーキという「圧縮空気を利用した制動装置」になっているため、「プシュー」という空気が排出される音が聞こえます。

ちなみにバスには安全のためにいくつかの種類のブレーキが装備されていて主に3種類あるそうですよ。

※ブレーキのほか、停車中にドアの開閉、車高のアップダウンなどでも音が聞こえることがあります。

①フットブレーキ(足ブレーキ)

みなさんが普段運転している乗用車の場合、ブレーキは足で踏む力を油圧で強化し、制動をかける構造になっています。
しかし、バスのように大きい車両は、車体が重く強力なブレーキが必要なため、「油圧力」よりも強い「圧縮空気」を使ったブレーキ構造になっています。
そのため、走行中にフットブレーキ(足ブレーキ)を使った時は、「プシュ、プシュ」と短い音が聞こえます。

②サイドブレーキ(パーキングブレーキ)

実はサイドブレーキ(パーキングブレーキ)を使う時も「プシュー」という音がします。バスを運転しない方からすると「なぜ??」となりますが、古いバス車両ではワイヤー式が採用されていましたが、多くの車両でブレーキの効きがいい圧縮空気を利用したサイドブレーキを採用しています。ちなみに駐車場などで停車中のバスから長く大きな「プシュー」という音が出る時は、このサイドブレーキ(パーキングブレーキ)をかけたことが考えられます。

③補助ブレーキ(排気ブレーキと電磁式リターダー)

バスにはフットブレーキとサイドブレーキのほかに補助ブレーキという制動装置があります。この補助ブレーキは下り坂などでよりブレーキの効果を高めるためのもので、高速道路の下り坂などでよく使う制動装置です。

街中などでバスから「プシュー」や「プシュ、プシュ」という音が聞こえたら、「バス頑張っているなぁ~」って思っていただけると嬉しいです♪

最後まで見て下さり、ありがとうございました!
次回のブログもお楽しみに


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