線路の中にある杭や板のようなものって何?

こんにちは、いよ子です。

郊外電車の駅を利用していると線路内にある杭や板のようなものがあるの気になりませんか?
実はこの杭や板のように見えるものは実は電車の標識なんです💡
今回は気になる不思議な標識について解説します✨

①距離標(キロポスト)

まずこちら…線路内にあるのをよく見ますね。
なんでしょうか?
ちょっと見えにくいので拡大してみます。

線路内に杭のようなものがありますね。
実はこれは距離標といい、キロポストとも呼ばれています。
ちなみにこの距離標(キロポスト)は路線の起点から終点までの区間を1㎞ごとに設置され、
さらには細分化して500m、100mごとにも設置されていて細かく場所がわかるように
なっています。
例えば枕木など線路設備の補修時に「どの箇所を修繕するのか」という位置情報になるそう
です(*^-^*)

②こう配標

次に杭に板が斜めにくっついいる標識は「こう配標」といい、こう配が変わる地点に
設けられます。板の上下の向きと板に書かれた数字によってこう配を表しています。
この場合は「0.9」と書かれおり、手前から奥に向かっては1000分の0.9の下りこう配に
なっています。ちなみに1000分の〇のこう配というのは、1,000m先の地点で〇m垂直に
上がり下がりするということです。
この場合は1,000m先の地点で0.9m下がる、100mでは9㎝ということで急なこう配では
ないところになります。

③曲線標

こちらの写真はカーブの大きさを示す標識、曲線標です。
「180」は何を示しているのかなぁ?
これは、ここからのカーブが半径180mのカーブであることを示しているんだって!
カーブの情報まであるなんて面白い、、、。

④停止位置目標

駅のある場所にあるこの棒のようなものは停止位置目標といい、運転士が
安全にホーム内で停車させるための目標物です。
この目標物を目印にすることでいつも決まった位置に停めることができるんです!

鉄道標識一つでここがどういった場所なのかわかるんですね💡
線路そばを歩いてみたりすると色んな景色が見えて楽しいですね。
ご利用の際はぜひこういったところも楽しんでください。

🔽他にもホームの形などについてもまとめているのでぜひご覧ください🔽

他にも鉄道の標識はありますが、今回のブログはこのあたりで。
次回もお楽しみに~✨


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