路面電車最大派閥?モハ50形!
- 2021.12.24
- 電車・バスの豆知識
いよ子です。皆さん、こんにちは。
愛媛でも、本格的な冬の寒さを感じるようになりました。こんな時は、足元があったかくなる路面電車がおすすめ!じわ~っとふくらはぎから温まる感じが、いよ子は大好きです。
さて、今回は伊予鉄道の路面電車ファンの中でも人気のある「モハ50形」についてご紹介します。いよ子目線で語りますので、何卒ご了承くださいませ m(__)m
※県外の方は「路面電車」と言いますが、愛媛県内(松山市近郊)の方は「市内電車」と呼んでいるんですよ。
モハ50形とは
モハ50形とは、50番台・60番台・70番台の路面電車のことで、現在13両あります。路面電車の約3割を占めるモハ50形。伊予鉄道路面電車の最大派閥です♪角丸の顔が特徴で、定員は80名。5000形が60名、2100形が47名なので、定員数もナンバー1です!(あっ、2000形も同率1位でした…)

ちなみに、73号と74号の部品は、2021年12月1日にオープンした「レフ松山市駅 by ベッセルホテルズ」でリユースしていただいています。愛媛・松山へお越しの際は、ぜひ泊まって堪能してくださいね。

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モハ50形の特徴
モハ50形 51号 製造所:ナニワ工機
モハ50形 69号 製造所:ナニワ工機
モハ50形 75号 製造所:帝国車輛工業
見た目は同じように見えますが、少しずつ違いがあります。50、60番台には「ナニワ工機」、70番台には「帝國車輛」の製造所が入っています。また、60番台の車両の側面には横線が入っているのが特徴です。
さらに内装では、50番台(前期)が全体的に木の造りになっており、60・70番台の車内は緑の窓枠、床は木の造りになっています。
50番台は床板+木の側面 60・70番台は床板+緑の側面
今年で70歳!51号・52号
実は51号と52号は、1951年12月に製造され、2021年12月でなんと70歳!
他県にも同年代やそれ以上古い車両はありますが、他県の電車は、冷房がないため夏季は運用入りしていなかったり、ラッシュ便の時の運用便となっていることが多いようです。(いよ子の師匠から教えてもらいました)
しか~し、伊予鉄道の51号・52号は冷暖房付き(ちゃんと更新されてます)!さらにWi-Fiもついており、新鋭とまったく同じ共通運用、現役バリバリで頑張っています。
なんてかっこいいんだ~✨
さらに51号は行先表示がLEDとなり、まだまだ走ってくれるのかーって感動です( ;∀;)。いよ子は51号の木造の内装が大好きなのですが、車内のレトロな印象とは異なり、頭には最新のLEDをつけて走る姿に
ギャップ萌え❤です。

50形前期型のひみつ
モハ50形の50番台をよく見てみると、気になる部分が・・・!この部分の窓の横幅は85cm。この場所には、きっと何かあったはず!

実はこの場所には、扉があったんです。50形の前期型(50番台)は、もともと前後扉で作られていましたが、後に前中扉に改造されました。写真で見ると、たしかに昔は現在の電車と扉の位置が違いますね。
現在の54号は前中扉 昔の54号は前後扉
どうです?伊予鉄道の路面電車に乗りたくなったでしょ。「たくさん乗りた~い」という方には、「市内電車1日乗車券」がオススメ!スマホで簡単に購入・利用できる「伊予鉄MaaS」をぜひ使ってくださいね。
次回は何を話そうかな、むふふ。それでは、また♪

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