方向幕のヒミツ
- 2021.11.04
- 電車・バスの豆知識
みなさん、こんにちは。いよ子です。
今回は、バスの方向幕についてお話ししていきますよ~♪
時代が進むにつれてバス車両が低床になったり、安全性能が向上したり、いろいろ進化したように、
じつは方向幕も進化を遂げているんです!
伊予鉄バス・伊予鉄南予バスで現役で走っている車両の中でご紹介していきますね♪
方向幕の種類
1065
まずは伊予鉄南予バスの「1065」からご紹介!!
このバスはボディ・ライト・車内、、どれを見てもレトロ感あふれる車両ですが、
もちろん方向幕も現在のものとは違います!
文字通り「幕」をぐるぐる回して、該当の行き先などを表示します。
しかも、この幕は手回し式! 目で確認しながら手元でもくるくる回していきます(笑)
1676
続きまして、「1676」!
この車両は、現在「新居浜特急線」などで走っている車両です。
この車両には面白い表示が・・・
なんと、「はじめ」!
いや、いつ使うの!!? と思いますよね(笑)
これは、幕そのものの「はじまり」を示すもので、この表示をしてバスが走ることはありません。
なぜこんな表示があるのかというと、じつは、幕を巻きすぎるのを防ぐためなんです。
この車両も手動なので、巻きすぎてしまうと幕が戻らなくなったりちぎれたりしてしまうこともあるので、最初と最後がわかるようになっています。
1909
次は、「1909」!
大型の路線バスですが、この車両もフィルムの方向幕です!
1065・1676と変わった点は、手動ではないこと!
番号を設定して、スイッチを押すと、モーターが動いて自動で行先がセットされます。
運転席まわりのボタン類 方向幕の番号が書かれた紙
方向幕をセットする番号が書かれた紙を見ながら、番号を設定します。
このタイプもなかなかアナログですね・・・
5536
一気に新しくなりますが、次は「5536」!
これはもう見るからに最近のバスっぽいですよね!
あ、方向幕が「IYOTETSU」のロゴになってる!
ぐるぐる回っていた方向幕から、LED表示に進化を遂げました♪
デジタルですぐ切り替わるので、方向幕の切り替わる時間が大幅に短縮しました。
運転席上部 行先表示設定のボタン類
上の写真のように、番号を入力すると、切り替わるような仕組みになっています。
ただ、この車両をはじめ、最近のバスは車内アナウンスのデータと連動しているので、実際に番号を入力して方向幕を切り替えることは、基本的にありません。
先ほど、ご紹介した「IYOTETSU」ロゴなどを出したい時に直接入力します。
ロゴ以外に、他にもレアな表示があるので、ご紹介していきます♪
緊急事態発生
「緊急事態発生」!
バスジャックなどが発生した場合、このように表示をして周りに知らせることができます。
バス側面の表示
バス側面には、「警察に通報してください」と表示されます。
もし、こんな表示を見かけたら、とんでもない緊急事態なので、すぐに110番に通報してくださいね!
松山まつり
じつは、「松山まつり」の表示もあるんです。
松山まつりで野球拳おどりを踊る際に、この表示をしたバスも一緒に道路を走ります♪
2020年・2021年はオンラインでの開催のため出番はなかったのですが、来年はまた街中で走れたらいいな~。。
その他
現在は廃線となっている路線でも、データ上では残っていることも!
こんな表示もかなりレアですよね。
まとめ
バスにもいろんな種類があるように、方向幕もいろんな種類がありましたね!
普段、バスに乗車する際、行先を確認するために何気なく見ている方が多いと思いますが、いろんなバスの方向幕を見比べて、ぜひ違いを楽しんでみてください♪
それでは今日はこのへんで。 次回の投稿もお楽しみに♪
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