まだまだ現役!40年以上走り続けるレトロバス!

こんにちは、いよ子です。

伊予鉄南予バスに、40年以上も走り続けているバスがいるって知ってました??💡

写真で見ると、いかにも昭和のバスって感じがするでしょ♪

その名も「RL 1065車」!!

「1980年(昭和55年)10月 初登録」

今日のブログは、現代のバスとは見た目も構造も全く異なる「RL」を詳しくご紹介していきます✨

外観

■ボディ

最大の特徴は、リベット(びょう)!

RLとは、日野自動車製の路線バスの型式で、モノコック構造(フレームがなく外板をつなぎ合わせたもの)で作られており、リベットがたくさん打ち込まれています。モノコックバスが全国で一般的に走っていた当時、リベットの見た目が悪いと言われることもあったそうですが、今となっては逆にかっこいいですよね😍

■ヘッドライト

ヘッドライトは4灯ついており、ロービーム用とハイビーム用で分かれています。

裏から見たヘッドライト(ロービーム用)3つの接続部分のうち右上の部品がないものがハイビーム用となる。

■エンブレム

現在の日野自動車のエンブレムとは全然違いますね!

左右に羽が生えていてかっこいい♪

車内

■板張りの床

床はなんと板張り! 時代を感じますね~。

実は、薄く床油を塗っていて、木が腐らないように工夫されているんです!

床油を塗った床(拡大)

■運転席

ハンドルは、パワーステアリングがついていません(笑)

ライトなどはプルスイッチで点灯させます。

■整理券発行機

整理券の発行機も昔ながらのものです。整理券を取った時の音、いいですね~♪

■車内放送装置

過去に使用していた放送装置

現在は別の放送装置を使っていますが、過去に使用していた装置も車内に残っています!

以前は系統が変わる度に、テープを差し替えていたそう。。

過去に使用していた放送用カセットテープ

構造

■エンジン

このバスにはエンジンがなんと2つあります。

バス後方の走行用エンジン

バスを走らせるためのエンジンと、もう一つは冷房用のエンジンなんです!

今じゃ考えられないですよね! このバスに「冷房車」シールが貼ってあるということは、導入当時は冷房がないバスも走っていたのかな~?🤔

2つのエンジン音、ぜひ聞き比べてみてください♪

走行用エンジンの音
冷房用エンジンの音

■方向幕

方向幕は、手回し式!!

行先に合わせてハンドルを回します。手動なので、行先の文字がちょうど真ん中に来たところを見極めないといけません。

バス前面の方向幕を回すためのハンドル

ハンドルを回すと前面の方向幕もくるくる回ります♪

側面の方向幕も同じように、車内からハンドルを回して表示を切り替えます。

バス側面の方向幕を回すためハンドル

■サスペンション

1558車のサスペンション

サスペンションはバネじゃなくて、鉄板なんです! 

写真は1986年製のバス(1558車)ですが、RLも同じように鉄板が重なっています。写真では鉄板が3枚重なっていますが、RLではこれより薄い鉄板が10枚ほど重なっています!(写真なくてごめんなさい。。)

鉄板が重なっているだけじゃとんでもなく乗り心地が悪そうですが、実際に乗ってみても意外と気になりません!(笑)

サスペンション・・・車体とタイヤをつなぐ装置で、衝撃や振動を吸収させるもの。

まとめ

「RL1065車」いかがでしたか?😊 40年以上たった今でも現役で走り続けているのは、大切に運転・整備されているから✨ 点検では他のバスに比べてチェック項目が多いですが一つ一つ丁寧に確認しています! これからも元気に走り続けてほしいですね♪

伊予鉄公式YouTubeでもRLの魅力をたっぷりご紹介しています!!ぜひご覧ください♪

RLの前面展望動画はこちら↓

それではまた♪ 次回のブログもお楽しみに✨


鉄道コム