秘境!路線バスの旅

いよ子です。

皆さん、こんにちは。

皆さんは「このバスにず~っと乗ってたら、どんなところへ行けるのかなぁ?」なんて考えたことはありませんか?

いよ子、すごく気になる路線があるんです。

今回は、通勤や通学など、移動のためではなく!冒険のためにバスに乗る!!!

さて、いよ子の気になる「路線バス」でたどり着いた先には・・・

目指す目的地は?

ある日、のんびりと「いよてつマップ」を眺めていたいよ子。

こんなところにも、バス🚌で行けるんだぁ~✨この路線、乗ったことないなぁ~。なんて思っていたら、見つけたんです!

郊外電車「横河原線」終点のその先に・・・

川内方面(東温市)「海上線(かいしょうせん)」✨なんだか遠そうだなぁ~。きっと山の方だろうけど、「海上」?と、気になったのが初夏のこと。

終点の先には何があるんだろう❓

調べていると「滑川渓谷(なめがわけいこく)」があるらしい!

東温市のホームページによると『幾千もの年月が創りだした幻想的な水の秘境』との情報!これは行ってみたい!真夏の避暑にもオススメらしい!

よし!行こう!その計画は?

調べてみると、海上線は平日のみの運行。平日行くしかない!

郊外電車・横河原線で松山市駅出発(8:51)⇒ 横河原駅到着(9:21)⇒ 路線バス・海上線に乗り換えて横河原駅前出発(9:23)⇒ 海上到着(10:00)⇒ 海上から徒歩(約15分)で滑川渓谷入口到着 ⇒ 滑川渓谷「奥の滝」まで徒歩(約30分)

帰りは海上出発(14:48)に乗ろう!バス到着から出発まで約5時間弱!

「秘境!路線バスの旅」にレッツゴー🎵

さぁ!冒険の始まりだ!

横河原駅に着くと、すぐに小さなバスが到着。なんとも可愛い小さなバスは「チョロQ」と呼ばれているらしい。

バスに揺られること約20分。国道11号を進んでいたチョロQは桜三里の中ほどで右折して「落出(おちで)」バス停を通過。川沿いをどんどんと山間へ進んでいきます。

夏の生い茂った木々が緑のトンネルを作り、横を流れる川の流れは清らかで、とても美しい景色が続きます。

落出から終点・海上までは「フリー乗車区間」です。乗る時は、手を挙げてバスを停めます。降りる時は、運転士さんに声をかけて停めてもらいます。

横河原駅前から約40分で終点「海上」に到着!小さな小屋が建っています。帰りの時刻表を確認。14:48まで次のバスはありません。慌てず散策できそうだ!

滑川渓谷までは徒歩!

バスを降り、滑川渓谷を目指します。

バス停から渓谷までは800ⅿの標識。よ~し行くぞぉ🎵舗装された道路を歩くと、途中には矢印看板が。

歩き始めて約15分ほどで入口到着!休憩スペース「滑川清流ハウス」で一休み。お手洗いも整備されています。

いざ!滑川渓谷!

「奥の滝」を目指して、遊歩道を進みます。川床を歩くところもあるので、濡れても大丈夫な滑りにくい靴で行くことをオススメします✨

長い年月をかけて侵食された砂礫岩の奇怪な岩肌や、全長1kmにも及ぶナメラと呼ばれる美しい川床、流水が川床にある小さなくぼみで渦を巻き小石が内側を削ってできた甌穴(おうけつ)など、自然が創り出した芸術の世界を堪能できます。(東温市ホームページより引用)

滑川清流ハウスから、のんびり景色を楽しみながら約30分ほどで「奥の滝」に到着。マイナスイオンたっぷりで、空気がヒンヤリと気持ちいい~🎵

滑川渓谷の見どころのもう一つ「塩の嶽」散策も楽しんで、帰路につきます。

時間があるので「フリー乗車区間」制度を利用して、しばらくバス路線を歩いてみました。畑や集落・生活の気配・川の流れ・山の匂いを感じながら歩くのも、いいもんだなぁ~。

一度バスが通り過ぎた後、折り返して下ってくるエンジン音に手を挙げました✨次のバス停まで間に合うかな?なんて気にしなくていいので安心です。

海上線の運転士さんに聞いてみた

Q:海上線の運転で気をつけていることは?

A:まずは、道を覚えるコト。道が狭いので、カーブの先がどうなっているか、対向車が来た時の離合ポイントはどこか。道を覚えることが安全運転・定刻運行につながる。

Q:海上線はどんなお客様が利用されている?

A:路線から点在する集落の高齢者や、学生さんが利用されることが多い。朝一便目は学生さんのスクールバスの役割もしとるんよ。最近は「秘境バス」としてもバスや渓谷が好きな方が利用されることも増えた。

※終点の海上にある小屋や、路線沿いに点在する小屋は地域の方がバスを待つために建てたものらしい。

A:路線バスの運転手さんの醍醐味とは?

Q:とにかく安全に、何事もなく無事に一日を終えること。事故もなく、遅れもなく、お客様を目的地まで安全に運ぶこと。何曜日の何時にこの辺りでバスを待ってるお客様がおる、いうのも覚えて顔見知りになると、逆に居らんかったら何かあったんかな、と心配になる。

いかがでしたか?路線バスの旅

まちの中をひっきりなしに走るバスもいいけれど、たまにはのんびり秘境へ路線バスに揺られていくのも、いいものでした。本数は少ないけれど、バスの中は優しい時間がゆったりと流れています。

滑川渓谷は、秋の紅葉、冬には滝が凍る景色も美しいのだそう✨次は紅葉の季節に、路線バスで行こうかな🎵

皆さんも、ぜひ路線バスでお出かけしてみてください!いつもと違った時間の流れや景色に、きっと驚き・癒されますよ~💗


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