伊予鉄137周年!

皆さんこんにちは。いよ子です。
伊予鉄は、本年9月14日で137周年を迎えます。
この長い歴史について、少し振り返りたいと思います!

創業 〜日本で初めての軽便鉄道として〜

明治20年(1887年)9月14日、会社創立総会が開催され日本で初めての軽便鉄道として誕生しました。創業にこぎつけたのは皆さまご存じの「小林信近」です。

当初社名は「松山鉄道会社」の予定でしたが松山ではスケールが小さいので、愛媛全体、すなわち「伊予」ということで「伊予鉄道会社」と名乗ることとなりました。
翌年、明治21年10月28日に松山―三津口(現古町)の営業をスタートしました。
乗客数は当初の見積もりの2倍を超え収入も好成績を収めました。
この鉄道事業は地域の生活と経済を支える重要な役割を果たしてきました。地域の人々にとって画期的な交通手段であり、日常の移動を大きく変えるものでした。
ちなみに明治20年の出来事として、従来観賞用だった「トマト」がこの頃から食用として日本で栽培されるようになったそうです。

成長 〜電力事業の拡大〜

明治25年頃、まだ地方には電気が普及していない時代に水力発電に着目していたのが、またしても創業者である小林信近。
当時はまだ需要が少なく計画は挫折しましたが、電気事業の専門家の支援を得て明治34年(1901年)に「伊予水力電気株式会社」が誕生しました。
大正5年(1916年)に伊予鉄道と伊予水力電気の合併を成立させ、社名を「伊予鉄電気株式会社」とし、鉄道事業に加え電気事業を経営し、付帯事業など幅広い事業を行う組織となりました。その後相次ぐ電力会社と次々に合併し成長していきました。

その後、国の政策の影響で電力部門を分離せざるを得なくなり伊予鉄道電気から伊予鉄道となります。
ちなみに大正5年の出来事として、エイプリル・フールが日本でも流行し始めたそうです。

発展 〜バス事業への参入と経営の多角化〜

時代の変化に対応し、昭和19年(1944年)に三共自動車を合併し、バス事業にも力を入れていきます。

           三共自動車の乗合自動車

これにより、鉄道だけでなく、バスによる地域交通の利便性を高め、より多くのお客さまにご利用いただけるサービスを提供することが可能となりました。商業施設の開発やその他の事業にも拡大し、地域社会における多様なニーズに応える企業へと成長していきました。

未来 〜137年の歴史を超えて新たなステージへ〜

137周年を迎え、さらなる進化を遂げています。
環境問題が重要視される現在、伊予鉄グループは脱炭素化への取り組みを強化しています。CO2排出を抑えるEVバスの導入に加え、優れた省エネ性能を搭載した新型鉄道車両の導入も予定しています。

また、お客さまにとってより便利で快適な生活を提供するため、キャッシュレス決済「みきゃんアプリ」の新しい技術やサービスを積極的に取り入れています。

https://mican-app.jp

これからも伊予鉄は地域の皆様とともにいろいろなことに挑戦していきます!
どうぞよろしくお願いします!


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