~坊っちゃん列車復元物語~③ここに注目!激アツポイント

こんにちは💕いよ子です。

迎えに来てくれるテーマパーク!?坊っちゃん列車を深堀りしているこのシリーズ♪今回は、ここに注目してほしい!実はこうなんですよ~!といった坊っちゃん列車の魅力をご紹介したいと思います❣

坊っちゃん列車を復元するにあたり、さまざまな課題が生じました。それは、坊っちゃん列車復元物語②の大亀さんのお話にもありましたよね。

まだ読んでないよ!という方はこちら! https://iyotetsublog.com/2021/11/12/post-600/

設計や動力

設計は、製作を依頼した会社と共同で行いました。実は坊っちゃん列車の設計図、戦火によって焼失していたんです。そのため、寸法などは梅津寺公園に展示している伊予鉄1号機関車を実測するなどして図面を製作しました。いよ子も実測するところ見たかったなあ~。

坊っちゃん列車の動力

元々、坊っちゃん列車は蒸気機関車。そのまま復元すれば、煤煙が発生するという問題がありました。もちろん蒸気機関車には独特の魅力が詰まっています。しかし、坊っちゃん列車が走るルートは市内電車と同じ市内中心地・・・。黒煙を吐きながら走るのは、環境面からも現実的ではありませんでした。そこで、内燃動力(ディーゼルエンジン)を採用することにしましたが、それがまた新たな課題へ繋がっていきます。

工夫を凝らしています

進路変更

通常の市内電車では、分岐点での進路変更の際、架線にあるトロリーコンタクターというものをパンタグラフで叩いてポイントを切り替えます。

市内電車の進路変更についてはこちらの記事で紹介✨ https://iyotetsublog.com/2021/10/11/post-168/

しかし、坊っちゃん列車はディーゼルなのでパンタグラフがありません!そのため、屋根上にパンタグラフ代わりの装置を設置しているんですよ~。外観イメージを保つため使用時のみ手動で操作します

黒煙じゃない!?何が出てるの??

坊っちゃん列車って、煙突から何か煙みたいなもの、出してますよね。ですが先ほど、黒煙が発生しないためにも、ディーゼルエンジンを採用したと言いました。じゃあ一体、何が出てるの??

答えは、無公害のスモークと水蒸気!それらを吐く装置を搭載しているんです!

他にも、蒸気機関車特有のドラフト音をスピーカーで鳴らしていたり、運転室には蒸気機関車で必要な機器を再現し搭載していたり、可能な限り本物の蒸気機関車に近づけています!!

頑張ってます!人力での方向転換

他の電車との兼ね合いもあり、スピーディーに方向転換を行わなければならないので、かなりハイスピードで確認の声を掛け合いながら連結の切り離しなどが進められます。ちなみに、機関車の方向を変えた後はすぐ前進せず、一度少し後ろに下がり、車輪と線路がきちんと合わさっているか確認をするそうです!

その後乗務員たちがこんな感じで押してますよね・・・。遭遇した時には、ぜひ応援してください💕

これが全てじゃありません

え?運転免許取得試験の場が、ない?

ディーゼルの路面電車は、過去に札幌市交通局で存在していたようですが、坊っちゃん列車復元プロジェクト当時の国内で運行している所がありませんでした。どこも運行していない・・・つまり・・・その免許が必要になる会社もいなかった。ということは?

そう、免許が欲しいのに、試験そのものが実施されていない!!

なので、「乙種内燃動力車運転免許」を復活!!それが坊っちゃん列車運転士の資格とみなされるように関係各所に協力を仰ぎました。免許取得に向け、実際の車両を使って発進停止・出庫点検・故障の修理・非常時の処理などの訓練を重ねたそうです。結果、見事免許を取得した5名が最初の運転士となりました✨

おわりに

坊っちゃん列車のダイヤモンドクロス通過音というのも楽しんでほしいポイントです🥰こんなに色々あげたのに、まだまだ魅力がたっぷり!愛媛に来たら乗ってほしいな♪

以上、最後まで読んでいただきありがとうございます!次回の投稿もお楽しみに🌟


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