高速バスの悪天候との闘い

こんにちは、いよ子です。

今回は、高速バスの悪天候との闘いについてご紹介していきます💡

都市間を結ぶ高速バスは、高速道路の整備や本州と四国を結ぶ橋の整備とともに路線を拡大してきました。

普段は、お手頃価格で快適にご利用いただける高速バスですが、悪天候の際には様々な困難が待ち受けることとなります。。

悪天候とは、台風や大雨、雪などのことです。当然のことですが、高速バスは高速道路を走行しますので、道路が通行止めとなった場合には一般道路を走行する迂回運行や運行そのものを取りやめる必要がでてくるのです💦

この悪天候との闘いは、バスを運転している運転士だけではなく、運行管理者や予約センターの係員、チケット販売窓口の係員など総力戦となります!

迂回運行する場合には、運行管理者が走行ルート上の通行止め情報や今後の気象予報などを踏まえ、どこのインターチェンジから一般道へ迂回させるかを迅速に判断し、運転士に指示を出さなければなりません。

一般車に比べて高速バスは車体が大きいため、どの迂回ルートが最も安全に走行できるかの判断が重要なのです💡
運転士は、指示された迂回ルートを安全に走行することが求められます。普段走るルートでないうえ、悪天候の条件下であっても、お客さまを安全に目的地へ送り届けることが使命だからです!

 

また、通行止めや今後の気象予測によっては、運行の取りやめを判断せざるを得ないこともあります。その判断をした際には、予約センターやチケット販売窓口の係員の出番です!
運行が中止となったことを予約していただいている方々に早急にお知らせしなければなりません。
また、販売済みのチケットの払い戻しや便の変更手続きなども必要です。
携帯電話の普及や、インターネット・SNSなどの周知方法が多くなった現在においてはそれらをフル活用し、できるだけ早くお客さまへお知らせできるよう取り組んでいます。

ご家庭用の電話しか無かったころには、運行中止のお知らせをしても既に自宅を出られた後であれば、ほかに連絡手段はなく、乗車されるバス停でお待たせしてしまうなどご迷惑をかけることも多かったようです。

いよてつチケットセンター

自然の力には勝てませんが、悪天候の際には、運行に関わる者も販売に関わる者も皆が一丸となって取り組んでいます!!

最後に昔話を一つ。10年以上も前の話ですが、ある台風の際に、松山から神戸へ向かった高速バスが、鳴門自動車道に入る手前で鳴門大橋が通行止めとなり、迂回して瀬戸大橋へ向かうと直前で瀬戸大橋も通行止めとなり、さらに迂回してしなまみ海道へ向かったところ、また直前でしまなみ海道も通行止めで、最終的に松山に帰ってきたということがあったそうです💦
当時の乗客の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしました。あらためてお詫びいたします🙇‍♀️

現在では、こういったご迷惑をお掛けすることが無いように、早めに運行中止の判断をしております。結果的に運行することができるかもしれませんが、何よりも安全と安心を最優先に全力で取り組んでいますので、今後も伊予鉄高速バスをよろしくお願いします。


鉄道コム