⚾野球王国松山 伊予鉄の電車・バスで聖地めぐり

みなさん、こんにちは!いよ子です。

古くから野球熱の高い松山市は「野球王国」とも呼ばれます⚾

日本野球機構などの団体が選定した「日本野球聖地・名所150選」のうち、県内では3箇所が選定されていて、いずれも松山市内にあるんですよ😊

伊予鉄グループも野球とは切っても切れない縁があります!

以前もお伝えしたとおり、野球拳は伊予鉄道電気野球部が発祥で、2024年に100周年を迎えました(野球拳についてはこちらの記事でご紹介しました)

大正から昭和初期にかけての野球大会のメイン会場「道後グラウンド」(道後グランド、道後球場とも呼ばれました)は同じく1924年に伊予鉄道電気が建設しました。

(道後グラウンドについてはこちらの記事でご紹介しました)

また、現在もプロ野球公式戦開催の日には、伊予鉄バスが観客の皆様のための臨時バスや選手送迎バスを運行しています。

それではここから、松山市内の聖地をご紹介します。

①松山市立子規記念博物館

近代俳句の創始者・正岡子規は野球に熱中したことでも知られ、「草茂み ベースボールの 道白し」など野球に関する俳句や短歌を多く残しています。

1884年(明治17年)に東京で野球に出合い、1889年(明治22年)に母校・松山中学校(現在の松山東高校)に野球をもたらしたといわれています。

また、新聞記者でもあった子規は、新聞連載で野球の用語やルールを紹介し、野球の普及に大きく貢献しました。

その功績を称え、2002年には新世紀特別表彰で野球殿堂入りを果たしています。

ちなみにベースボールの競技名を「野球(やきゅう)」と和訳したのは教育者の中馬庚で、1894年(明治27年)のことですが、実は子規はその4年も前に雅号(俳人のペンネーム)に「野球(のぼーる)」を使っています😲

子規記念博物館では、そんな子規の生き様や明治期の松山の歴史を学ぶことができます♪

【松山市立子規記念博物館】
住  所 愛媛県松山市道後公園1-30  休館日:火曜日(祝日の場合は、翌日)
開館時間 5月1日から10月31日は9:00~18:00(入館は17:30まで)      
     11月1日から4月30日は9:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料金 400円(高校生以下無料)
アクセス 伊予鉄道市内電車 道後公園電停、道後温泉駅
     伊予鉄バス 公園北口子規記念館前バス停、道後温泉駅前バス停

②松山市営球場跡

道後グラウンドは戦後、宅地に転換されたため代わりの野球場が必要となりました。

地元企業の寄付金や市民の勤労奉仕により1948年夏に松山市営球場が開場すると、翌年からはプロ野球の試合も開催されるようになりました。

1950年にはのちの400勝投手・金田正一投手(国鉄スワローズ=現在の東京ヤクルトスワローズ)がプロ初登板を果たしたほか、大洋ホエールズ(現在の横浜DeNAベイスターズ)、大毎オリオンズ(現在の千葉ロッテマリーンズ)、中日ドラゴンズ、日拓ホームフライヤーズ(現在の北海道日本ハムファイターズ)のキャンプも行われました

高校野球や社会人野球でも数々の名勝負が繰り広げられました。

また、ヤクルトスワローズの池山隆寛選手たちが自主トレーニングで使用していたことでも知られています。

スワローズとの縁はこのときから続いていたんですね!

そんな市営球場は、坊っちゃんスタジアムとマドンナスタジアムの完成に伴い、2003年に惜しまれながら閉場しました。

現在は城山公園ふれあい広場として、キャッチボールもできる市民の憩いの場として親しまれています。ピッチャーズプレート、ホームベース、バッターボックスも再現されていますよ。

【松山市営球場跡(城山公園ふれあい広場)】

住  所 愛媛県松山市堀之内
アクセス 伊予鉄道市内電車 本町一丁目電停、西堀端電停、南堀端電停から徒歩約5分
     伊予鉄バス 西堀端バス停、愛媛新聞社前バス停、南堀端バス停から徒歩約5分

③坊っちゃんスタジアム、マドンナスタジアム、の・ボールミュージアム

坊っちゃんスタジアムは最大30,000人収容できる大型の野球場で、2000年の開場以来、毎年プロ野球公式戦の試合が開催されています(2020年は新型コロナウイルスの影響で中止)。

また、プロ野球オールスターゲームはこれまでに3回開催されています。これは地方球場最多なんですよ🐱松山中央公園内にはサブ野球場(マドンナスタジアム)、屋外ブルペン、屋内運動場も設置されており、2004年からはヤクルトスワローズ(現在の東京ヤクルトスワローズ)の秋季キャンプが行われています。

ところで坊っちゃんスタジアムとマドンナスタジアムの愛称は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物にあやかって名付けられました。

この組み合わせどこかで見たことがありませんか?

そう、伊予鉄でも使われていますね。

坊っちゃん列車復元運行開始後にデビューした観光回遊バスは「マドンナバス」と呼ばれていました。

また高速バスの高松線、岡山線はそれぞれ「坊っちゃんエクスプレス」、「マドンナエクスプレス」の愛称で、1994年から運行しています。

もう一つの聖地「野球歴史資料館(の・ボールミュージアム)」は坊っちゃんスタジアム内にあり、愛媛の野球史やオールスターゲームの記録を無料で学ぶことができます⚾🔍😺

パネルや展示品に道後グラウンド(道後球場)の写真も少しありますのでぜひご覧ください!

【松山中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム) 】

住  所 愛媛県松山市市坪西町625-1 松山中央公園内
アクセス 伊予鉄バス 坊っちゃんスタジアムバス停、市坪バス停から徒歩約5分
【松山中央公園サブ野球場(マドンナスタジアム)】

住  所 愛媛県松山市市坪西町625-1 松山中央公園内
アクセス 伊予鉄バス マドンナスタジアムバス停、市坪バス停から徒歩約5分
【野球歴史資料館(の・ボールミュージアム)】

住  所 松山市市坪西町625-1 松山中央公園内 坊っちゃんスタジアム1階
開館時間 土・日・祝日(年末年始を除く) 9:00~17:00(入館16:30まで)
入館料金 無料
アクセス 伊予鉄バス 坊っちゃんスタジアムバス停、市坪バス停から徒歩約5分

伊予鉄の電車・バスで効率よく回ろう

最後に以上3つの聖地を伊予鉄の電車・バスでめぐる方法をご紹介します♪

「の・ボールミュージアム」開館日に合わせ、日曜祝日ダイヤでご案内します。

9:05松山市駅バス停(A4のりば)
市坪・はなみずき線[33]市坪まわり(およそ40分ごと運行)
9:20市坪バス停
 
9:30~11:15【坊っちゃんスタジアム、の・ボールミュージアム、マドンナスタジアム】
 
11:29 (11:30)マドンナスタジアムバス停 (坊っちゃんスタジアムバス停)
中央公園線[51]松山市駅行
11:46松山市駅バス停
 
12:00~13:00【いよてつ髙島屋でランチ】
 
13:15松山市駅バス停(A2のりば)
北条線[66]ほりえうみてらす海の駅行(日曜祝日は北条行と合わせて1時間に2~3本運行)
13:21西堀端バス停
 
13:30~14:00【松山市営球場跡、城山公園をお散歩♪】
 
14:23県庁前バス停
松山空港線[52]湯の山ニュータウン行 ([52]湧ヶ淵行と合わせておよそ30分ごと運行) (市内電車の場合は道後温泉行で道後公園電停または道後温泉駅でお降りください)
14:37公園北口子規記念館前バス停
 
14:40~16:00【松山市立子規記念博物館】
 
16:15~16:45【スターバックスコーヒー道後温泉駅舎店で休憩】
 
16:51道後温泉駅
市内電車③松山市駅行(およそ12分ごと運行) (バスの場合は道後温泉駅前バス停から[52]松山空港行または⑧松山市駅行にご乗車ください)
17:11松山市駅 お疲れ様でした!

※2025年1月現在のダイヤで作成しました。

坊っちゃんスタジアムは25周年!

今回は松山の野球聖地に関する話題をお届けしました。

坊っちゃんスタジアムは今年で開場25周年を迎えます。

4月15日(火)には東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガースが開催されます。

3月18日からは伊予鉄の電車・バス全線(松前町ひまわりバスと伊予鉄南予バス除く)でICOCAなど全国交通系ICカードも使用可能となりますので、ぜひ便利な伊予鉄バスでお出かけください🚌💨

※車内ではチャージはできませんので、前もってコンビニなどでお済ませください。


鉄道コム